平成16年2月20日付けで岡山県教育委員会の許可を得てマルセンスポーツ・文化振興財団は設立され、平成25年4月1日付にて公益財団法人へと変わりました。　設立に当たり、わが国は２１世紀を迎えた今日、文明の発達や社会の近代化により私達の生活はより便利で豊かなものになりました。しかしその反面、自然環境の破壊人間同士のふれあいの希薄化、技術革新や情報化に伴う主体性の喪失、諸体験の不足などの問題も生じています。また、健全な人間形成に必要な体験をする機会の減少で、自立心・忍耐力・公共心・思いやりの心や感動する心などの欠如や体力の低下等が指摘されています。
このような状況の中で学校の週５日制の導入など学校教育の時間の減少に伴い家庭や地域社会ですごす時間の増加等、社会教育に対する重みは増してきております。また、青少年に限らず、近年の社会環境や生活態様の目覚しい社会変化の中で広い分野での学習の機会が求められております。
また、県民の健康増進と体力の向上をはかるとともに、選手・指導者の育成を助けることでスポ－ツ振興に寄与し、芸術・音楽の公演等を補助し、発表する機会を設け県民が芸術・音楽に触れる機会を少しでも多くつくることで豊かな人間形成や豊かな心をもって健康で充実した生活を送ることができると考えます。
これらのことを積極的に推進していくには、社会的な信頼度を高め、安定的に実施できる体制を整えることが肝要であり、広く一般に認知されることで効果的な活動ができると信じて設立いたしました。
公益財団法人　マルセンスポーツ・文化振興財団
理事長　　　千　原　多 美 子